親知らず抜歯後に後悔する3つの理由&対処法

  • 2021.09.02
親知らず抜歯で後悔する3つの理由&対処法

すごく痛かったし、親知らずを抜かなきゃ良かったな。

抜いたあとに腫れがなかなか引かなくて、抜いたのを後悔した…。

など、親知らずを抜かなきゃ良かったと後悔している人の話を聞くと、親知らずを抜くべきか否か悩みますよね。

そこで本記事では、大学病院所属の口腔外科医が在籍する北戸田COCO歯科が、「親知らず抜歯で後悔する3つの理由&対処法」を紹介していきます。

歯科医師:田口
歯科医師:田口

本記事を読めば、抜歯後の後悔を限りなく減らすことが可能です!

ぜひ最後までご一読くださいね^^

歯科医師:田口

【執筆・監修者】田口 耕平


北戸田COCO歯科 院長
日本補綴歯科学会所属
日本接着歯学会所属
日本口腔インプラント学会所属

【詳しい経歴はこちら】

親知らずを抜いたことを後悔する3つの理由&対処法

親知らずを抜いたことを後悔する3つの理由

親知らずを抜いたことを後悔する理由は、大きく

  1. 予想以上の痛みや腫れがあった
  2. 抜く必要性を理解していなかった
  3. 抜歯後のリスクや過ごし方を知らなかった

の3つが関係しています。

歯科医師:田口
歯科医師:田口

それぞれ、どういうことかお話していきますね。

①予想以上の痛みや腫れがあった

【親知らず抜歯後の過ごし方】食事・歯磨き・運動の注意点を歯科医師が解説

親知らずを抜いたことを後悔する1つ目の理由は、「予想以上の痛みや腫れがあった」ケースです。

特に、

  • 下顎に生えている
  • 今までに何度か痛みや腫れの症状が出たことがある
  • 横や斜めの向きに生えている
  • 歯茎に埋もれている部分が多い
  • 親知らずの根っこの形が複雑
  • 顎骨と癒着している

といった特徴を持つ親知らずは、

  • 歯茎の一部を切開する
  • 顎骨を削る
  • 抜くまでに時間がかかる

などの難易度が高い処置が必要になることが多く、通常よりも抜歯後に痛みや腫れを感じる人が多いです。

対処法

予想外の痛みや腫れによる抜歯後の後悔を減らす対処法としては、

  1. 検査や説明が丁寧な歯医者で抜く
  2. 抜歯後の過ごし方を心得ておく

の2つがおすすめです。

第一に”予想外の痛みや腫れ”で後悔をするということは、歯科医院の抜歯前後の説明が不十分だった可能性が考えられます。

正確な検査を行った上で、痛みや腫れがどれくらい出そうかを丁寧に説明してくれる歯医者を選べば、患者さま側も抜く前の心構えができるでしょう。

第二に、抜歯後の過ごし方を工夫することで痛みや腫れを軽減できます。

抜歯後は血行が良くなりすぎると、痛みや腫れが悪化しやすいので、

  • 激しい運動
  • 飲酒
  • 入浴(長風呂)

などを数日程度控えるのがおすすめです。

歯科医師:田口
歯科医師:田口

具体的に何をどのくらい控えればいいかは、以下記事で詳しく紹介しているのであわせて参考にしてください。

②抜く必要性を理解していなかった

②抜く必要性を理解していなかった

親知らずを抜いたことを後悔する2つ目の理由は、「抜く必要性を理解していなかった」ケースです。

これは、担当医に勧められるまま抜歯をしたあとに、「痛みや腫れもなかったのに、抜く意味はあったのかな?」といった不信感を抱くパターンになります。

対処法

抜く必要性を理解していなかったことで生じる後悔をなくす対処法は、

  1. 検査や説明が丁寧な歯医者で抜く
  2. 抜かなくていい親知らずを知る

の2つです。

第一に、やはりよくわからないまま抜いてしまうと、治療(抜歯)の意味を見い出せず後悔に繋がります。

しっかり検査や説明を行い、抜歯の必要性について患者側が理解できるように努めてくれる歯医者で親知らずを抜いたほうが納得のいく治療を受けられるでしょう。

第二に、患者さまご自身も抜く前に「抜く必要性が高い親知らず」を知っておくのがおすすめです。

具体的には、

  • 痛みや腫れを感じたことがある
  • 虫歯や歯周病になっている
  • 親知らずの噛み合う歯がない
  • 横向きまたは埋もれた状態で生えている
  • 嚢胞(のうほう)の原因になっている

の5つの特徴のいずれかに該当する親知らずは、放置リスクが高いので抜いたほうが良いケースが多くなります。

一方で、

  • 上下の歯が噛み合っている
  • 虫歯・歯周病の症状がない
  • 歯磨きしやすい(清掃しやすい)

の親知らずは無理に抜く必要がありません。

このように、大まかに患者さまご自身でも親知らずについての知識をつけておくことで、担当医に抜歯を勧められたときに適切な質問や相談ができるようになります。

③抜歯後のリスクや過ごし方を知らなかった

③抜歯後のリスクや過ごし方を知らなかった

親知らずを抜いたことを後悔する3つ目の理由は、「抜歯後のリスクや過ごし方を知らなかった」です。

親知らず抜歯には、

  • 抜いてから約1~2週間口臭が強くなるケースがある
  • ドライソケットなど、痛みや腫れが強くなる症状が出る
  • 抜歯時に神経が傷つき、唇や頬にしびれがでることがある

などのリスクが発生することがあります。

こういった情報を知らないまま抜歯をしてしまうと、予想外のトラブルが起きたときに深く後悔するケースがあるでしょう。

対処法

抜歯後のリスクや過ごし方を知らなかったことで生じる後悔をなくす対処法は、

  1. 検査や説明が丁寧な歯医者で抜く
  2. 口腔外科に精通した歯医者で抜く

の2つです。

やはり何事も知らないままでは、後悔が生まれやすいです。

抜歯後の正しい過ごし方やリスクについてしっかり事前説明を行い、患者さまが納得した上で処置を進めてくれる歯医者で抜歯を行うのが後悔を減らすポイントになります。

また、

  1. 3DCTの検査設備が整っている
  2. 日本口腔外科学会に所属している歯科医師がいる
  3. ホームページに親知らず情報が充実している

の3つの特徴を兼ね備えた口腔外科に精通した歯医者で抜歯をすることで、万が一のリスクを減らしやすくなるでしょう。

親知らず抜歯後に後悔する理由&対処法の結論

それでは最後に、親知らず抜歯後に後悔する理由や対処法について重要なポイントを簡単におさらいしていきます。

本記事のまとめ

親知らずを抜いたことを後悔する理由は、大きく

①予想以上の痛みや腫れがあった
②抜く必要性を理解していなかった
③抜歯後のリスクや過ごし方を知らなかった

の3つが関係しています。

上記の後悔をなくすために有効な対処法は、

①検査や説明が丁寧な歯医者で抜く
②抜歯後の過ごし方を心得ておく
③抜く必要性が高い親知らずを知る
④口腔外科に精通した歯医者で抜く

の4つです。

事前に親知らず抜歯への知識を高め、歯医者選びを徹底した上で、抜歯後の後悔をなくしていきましょう!

以上、今回は親知らず抜歯後に後悔する理由や対処法についてお話しました。

当院では、抜歯後の後悔をなくすために

  • 術前準備(抜歯の前にお口の中のプラークなどを取り除くなど)
  • インフォームド・コンセント(患者さまへの事前説明と同意)

に積極的に取り組んでおります。

歯科医師:田口
歯科医師:田口

「納得した上で親知らずを抜きたい!」とお考えの方は、ぜひ遠慮なくお問い合わせくださいね^^

さいたま市・戸田市で治療をお考えなら北戸田COCO歯科へ

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